勝利の女神様のあしあと

「人生は舞台」、私たちは次の舞台へ。

今年を振り返る筈が胸を刺すエルドラドを浴びてしまって戻れなくなった断末魔の悲鳴。

どうも!こんにちは、こんばんは、おはようございます。
初めましての方は初めまして、いつも見てくださっている方は毎度あり、鮭虎ニケと申します。サモトラケのニケから由来して、「サーモン」+「虎」でサモトラです。(ただの当て字です)
以後お見知りおきを。

さてさて、今回のこの記事は
めのフェ(@Menophe9901)さん主催の、スタァライトアドベントカレンダー企画用の記事となっております。素敵な企画をありがとうございます!


「2023年のスタァライトにまつわるもの」というのが今回の企画のテーマなのですが、このブログでは割と参加したイベントのレポート記事を書いてきているので(書く時間が無くて参加したのにレポートしてないイベントも沢山あるが…)、さて何を書こう…と思い悩んだ末、特に何も思い浮かばなかったのでXのアンケートに頼ることにしました。
The☆他力本願。
ありがとう、持つべきものはフォロワー。

結果は、こうなりました。



うーん…
ほんっとみんな考察好きだな!!!!

まにまに間に合えば、劇場版スタァライトについての怪文書でお目汚ししようかと思っていたのですが、さすが師走。仕事の方も絶賛繁忙期+他に書いている記事もあり、アドカレの方には全く手が回らなかったので、怪文書は諦めました。すまない、フォロワー、友よ…。

という訳で、今回は「私とスタァライトの2023年」を振り返ろう、と思っていたのです…が!
はい、最初に申し上げておくと私の担当日はDay17でした。
どういうことか、わかります…か?🦒

ええ、この記事の投稿日を見て分かる通り、担当予定の17日にまにまに…

間に合いませんでした!!
しかも2日も!!!堂々たる遅刻!!!

朗読劇エルドラドまでには投稿するつもりだったんですが…完成できないまま朗読劇観劇の日を迎えてしまったため、完全に頭がエルドラドされてしまい、もうエルドラドのことしか考えたくない…そんな末期症状に陥ってしまいました。

『約束したよね、朗読劇エルドラドまでにはって』
…はい、すみません。
雨宮さんや眞井さんのように途中まで書き上げたものを「はい、未完成です!」と言い切ってお出しする勇気も無い、"未完成すぎる舞台創造科"で本当にすみません。

なので!この記事では完成間近だった5000文字の記事を全てかなぐり捨てて、朗読劇エルドラドについての感想を、新鮮な頭の悪い日本語の羅列でお送りしようと思います。

あ、ネタバレ全開なのでまだ朗読劇を観ていない方は御注意を!⚠️

★開演前影ナレ

・あの天堂真矢も緊張する程の舞台。まーたこの真矢クロはイチャコラしやがって…。
・"ジュディー・ナイトレー"が喋ったあああああ!!それだけで「おぉっ…!」となりました。カッコイイ…推しのキラめきを奪ったライバルながら感動してしまいました。
まひるちゃん!?華恋ちゃんの背中叩いて気合い入れてあげてたけど、どう聞いても"人間の手の平から出ちゃいけない衝撃音"が聞こえたよ!?
・華恋「ジュディちゃん!」という新鮮な呼び掛け方にびっくり。あ、そんな距離詰めるんだ!?となりました。天堂真矢にはいつまで経っても未だに「天堂さん」なのに。天堂さんショック受けちゃわないかな…心配。

★第一幕

衣装っっっっ!!!!かっけぇ!!!!
シルエットで衣装だ!って分かった瞬間にテンション爆上がりした。
・愛城華恋のポニテ&白い軍服正装!!最&高
・麻帆さんの片側編み込みヘアー!!か、かっけぇ…!!
・はるちゃんちっちゃい、かわいい…緑のドレス似合うね。飛龍さんがお隣にいるから更にちっちゃく見えてかわいい。
・あいあいの何か海賊っぽい衣装、めちゃくちゃ似合うな。くるくる巻き髪を胸の辺りまで垂らしてる髪型めちゃくちゃいい。
・「え、竹馬乗ってます??」ってくらいスラッとしたシルエットの飛龍さんカッケェ…。背筋がピンと伸びて姿勢がとてもよろしくて、まるで背中に竹入れてるかのようどころか最早竹だった(?)
この衣装のアクスタとブロマイドと缶バッジとパンフレットください。いくらでも買います。

・最初から轟くような爆音伴奏、キャストの鬼気迫る叫び台詞。一気に心が持ってかれました。
・サルバトーレとアレハンドロの出会い、よくある少年漫画の始まり方しててニコニコ。ここから2人の熱い大冒険物語が始まるんだね…そう思っていました、その時までは。
・アレハンドロの『”今は”だ!』で「あ…劇スの純那ちゃん…」ってなったけど、これが後の伏線になってるとは…。
カルメンシータ撫でてる仕草かわいいし、撫でられてるカルメンシータの照れてる声かわいい。
・あの指輪に約束するシーン、これ指輪交換してたんだね……え、華恋ひかりじゃん。
『欲望を全部ぶつけてきやがって…!』このサルバトーレの台詞で「…ん?」と異変を感じ始める。
コロンブスの登場シーン、かっこいい!すごい威厳がある。
・キャバレロ卿〜!!お前……お前!〇ャ〇ー○○○って呼ぶぞ!!(名前を言ってはいけないあの人)
・イサベル王女…サルバトーレのことが好きなのか…サルバトーレ、モテ男すぎない?ア、アレハンドロ……。
・ズルフィカールを演じる時の飛龍さんカッコイイ…多分だけど、演じ分けのためにズルフィカールの時は、左側のお顔を前髪で隠してましたよね?イケメンすぎました…。
台本を外して台詞を言っていることが多くて、台本の台詞はもう殆ど覚えてらっしゃるんだろうな…と思った。流石です。
・サルバトーレついに裏切り船出のシーン。帆が降りた!!
というか朗読劇シリーズでこんな風に舞台セット建てられたの初めてだよね!?めちゃくちゃテンション上がった!!
・初見では全く分からなかった、『空飛ぶんだよな、サルバトーレが!』のシーン。2日目のマチネを配信で観た時にようやくわかった。ロープに捕まってレイナ・イサベル号に乗り込むシーンのことだったんだね。サルバトーレが宙に舞う様子を照明で表現してたの凄かった。
てか!散々ネタにされてきたこの台詞、全然そんなウキウキしながら言うようなシーンじゃなくてどちゃくそに重いシーンやんけ…。
「空飛ぶんだよな、サルバトーレがっ!(無邪気)」じゃないんよ双葉はん…。
まぁ舞台装置が凄くて感動したのかもしれないね…。
・今まで気軽にネタとしてなぜ…なぜ…なぜ…征ってしまうのだ、友よ』って台詞がもう気軽に使えなくなってしまった…。バシバシに辛すぎるシーンで涙が。
・劇場版で出てきた台詞が来ると、「おお…!ここか…!」と謎の鳥肌が立つ。これは初見時でしか味わえないアハ体験。

★第二幕

・何も知らないのに方々から責められ続けるアレハンドロ、可哀想すぎる…。カルメンシータ…もうちょっとお兄ちゃんのことも信じてあげて…。
友に裏切られ父親の罪を知り失意の中、更に目の前で妹まで自害してしまったら…やめて、アレハンドロのライフはもう0よ…!
カルメンシータが自害するシーン、はるちゃんの演技力が鬼気迫ってて本当に胸に来る。こういう狂気的な演技に定評のある岩田陽葵さん。毎回朗読劇の度にこういう役に抜擢されてる気が。笑
今までは死に際を見送る役回りだったけど、今回は遂に自分が死んじゃう役だったね…。
その後のもよちゃんアレハンドロの慟哭も真に迫っていて…もう、ね。配信含め3回観たけど3回ともここでベシャベシャに泣く。
・余談だけど、このシーンの冒頭、カルメンシータ、入るよ』の沈んだもよボイスがあまりにイケボすぎて夢女子になってしまう。
コロンブスってこんな快活な人だったのか!登場シーンのカッコ良さとのギャップがすごい。海の男って感じがする、好き。
・親友を憎んで追いかける展開、舞台#4の華恋ちゃんと重なって胸がぐうってなった。

『もう失う物は何も無い
 戻る場所も無い
 全てを失くしたこの身の奥に
 魂焦がす怒りを見つけた

 我が名は 復讐者 アレハンドロ!
 サルバトーレ・グーリエ!
 君に追いつき 奪い 復讐する!』

こ、口上だ~~~~!!!!

スタァライト、始まったな!って感じがして、ここめちゃくちゃテンション上がった。

・イサベル王女との旅に幸福を感じてしまうアレハンドロ萌える。
『甘いな、僕は…』イケボすぎないか!?
ここまで余りに可哀想すぎるアレハンドロの姿を見てるから…ここではちょっと幸せそうで良かったね…。でもイサベル王女の気持ちを知ってる観客側にとっては、このシーンすら残酷に見えて辛いけど…。
・ついにサルバトーレの船に追いつくアレハンドロ達。コロンブスどこ行った?ってなっちゃうけどその話はやめよう。兼ね役だからね、仕方ないね。
・ミゲルのことを『初めてできた友達』っていうアレハンドロと『従者は友にはなれませぬ』っていうミゲル…うっ、切ない…。
・まさかのズルフィカールのアレハンドロ側への寝返り。ミゲルにエルドラドされちゃったのね…戦闘狂すぎるだろ!
・てか今回登場人物ごとにイメージカラー的な照明が当てられてて、そのライトの色でキャラクターの判別を視覚的にも理解しやすくしてたの、本当に天才だと思いました。(語彙力の無さ)
だからズルフィカールの寝返りシーン(この言い方だと赤ちゃんが寝返る場面を彷彿させてしまうから止めよう)で、帆に紫の照明が当てられた時に直感で「ズルフィカールだ!」って思えたの、ホントすごい。朗読劇はイマジネーションが大事だから、最大限に視覚的情報を与えてくれる仕掛けは更にこちらの想像を補完してくれるから有難い。視えたもんね、ズルフィカールの船影が。
・遂にサルバトーレとアレハンドロの一騎討ち。カルメンシータの自害を告げられ、最期まで君を愛してた』ってアレハンドロの言葉にちょっと驚いたように言葉に詰まるサルバトーレ…。
『君はあまりに美しく、眩しく、そして…愚かだ』…う、劇スの大場ななと星見純那…。
劇スの中で出てくる演目の中で、劇スの台詞が出てくるという何重層展開!?みたいになってもう訳が分かりません。
・イサベル王女の気持ちを知って、『あなたも僕を利用したんですね…』っていうアレハンドロ…あーもう、つらいな~~~~!!
この脚本を書いた雨宮さん鬼畜過ぎませんか…?アレ虐が過ぎるよ…高校生でこんな脚本書けるの恐ろしいな!
・この最終決戦のシーンで、もよちゃんが台本を持つ向きを変えて、麻帆さんと向き合うようにしてて、それに応えてもよちゃんの方を向く麻帆さん。アレハンドロとサルバトーレの2人が向き合って対峙するシーンが綺麗で、眩しくて、切なくて…もうとっっっても…………すきです。(語彙がスーパースタァスペクタクル)
・サルバトーレが意図的にか無意識にかは分からないけど手を抜いて(気取られて?)アレハンドロに斬られたのは、一体どんな心情だったんだろう…。
もしかすると、奪われても、奪われ続けても、自分に真っ直ぐにぶつかってきたアレハンドロの眩いキラめきに一瞬目を奪われてしまったのかもしれない、と今これを書いてる段階ではそんな風に感じました。
…なるほど、たった今こうやって文字にしてみた瞬間に、私の中で新たな解釈が芽生えました。

最後の最後、アレハンドロとサルバトーレ(の幻?)が掛け合うシーン。
あのシーンを今までイマイチ咀嚼出来ずにいたんですが、たった今閃きました。
あそこで言及される《二人の夢、遥かなるエルドラド》、その意味について。

《アレハンドロにとってのエルドラド》とは、約束した日からずっと変わらず、"サルバトーレと一緒に追いかける夢"
そして《サルバトーレにとってのエルドラド》とは、”黄金のように眩しくキラめく友、アレハンドロの煌めきそのもの”だったのではないか…と。
・これって…《新章 レヴュー・スタァライト》!?
アニメ12話で華恋ちゃんが新解釈として打ち出した、《私の求める星はあなた》っていうスタァライトの結末と同じなのでは!?
星のキラめきに目を灼かれ塔から落ちたフローラと、爆発の炎で右目を灼かれ船から降りたアレハンドロ…。
『遥かなるエルドラド』『少年☆歌劇 レヴュースタァライトだった…ってこと!?(筆者は混乱しています)

うわ、鳥肌…。
完全にこれ華恋とひかりだし、クレールとフローラだし、スタァライトの物語”としてあまりにも完璧すぎる…。何処まで作り込まれてるんだ、スタァライト
今までこの記事でも散々「スタァライトしちゃいます」と同じ意味合いで「エルドラドされてる」ってちょっとネタっぽくスタァライト構文として使っちゃってたけど、実は解釈一致してたってこと…!?え、もう軽い気持ちで使えないじゃん…。
・でも劇場版の愛城華恋とは違って、アレハンドロは最後には「コロンブスの船に乗って旅に出る」という次なる大海原を見つけていたし、悲劇だけどそこにちょっと救いを見出した。お願いだから報われて、アレハンドロ…。

★怪文まとめ

はい、そろそろまとめないと終われないので締めます。
もっとちゃんとまとめた感想レポも(時間があれば)また別記事として形にしたいと思っていますが、これはこれで新鮮な悲鳴として記録に残しておこうと思って書き殴ってみましたが、果たしてここまで読んでくださった方はいらっしゃるのでしょうか?(笑)
もしそんな稀有な方がいらっしゃったら、本当にどうもありがとうございます!
まだまだ書ききれない好きなシーンとか印象的なシーンは沢山あるのですが、記憶力がエルドラドされちゃってるので現時点では語れるほどの語彙力が残っていません。

今回のストーリーは、スタリラ朗読劇シリーズとしては初めてのちゃんとした悲劇で、ある意味一番スタァライトらしいお話だったな、と感じました。
千秋楽の挨拶で麻帆さんも仰っていましたが、いや本当これ色んな配役で観てみたいですね…そしていつか舞台でも演って欲しい!
どういう経緯でジュディ・ナイトレーと共演することになったのか、神楽ひかりとはどんな会話を交わすのか、そして神楽ひかりは聖翔と王立、どちらの代表として出演することになるのか…私、とても気になります!

入場特典として配られた”雨宮さんの脚本第一稿”をこの記事を書く前に読んだのですが、朗読劇では触れられなかった登場人物たちの背景とかも結構書かれていたので「おお…そういうことだったのか!」と新たな発見も沢山あり、頭を抱えました。
まだ読んでない方は是非読んでみてください。
これは宝の本ですよ~!

ではでは、ここまでお付き合い頂きまして誠にありがとうございました!
また次の大海原でお会いしましょう!🌊