勝利の女神様のあしあと

「人生は舞台」、私たちは次の舞台へ。

『私たちはもう舞台の上』のカップリング曲『Dream of You』で感情が溢れすぎて次の舞台へ進めないので書き殴った感想

つい先日、劇場版スタァライトの主題歌CD『私たちはもう舞台の上』がリリースされましたね!
買いました?聴きました?

買ってない人は今すぐCDショップかサブスクでDLしてください。よろしくお願いします。

さて突然ですが、皆さんは好きな食べ物は最初に食べる派ですか?最後に取っておく派ですか?

私は勿体なくて最後まで取っておくけどいざ食べる頃にはお腹がいっぱいになって無理やり詰め込む派です。嫌いなのお前それ?って思われるやつ。

それと同じように文章を書く時も語りたいことを最後の大トリに持っていきがちなんですが、今回は某シーンの愛城さんを見習って食べたいものからバクバクと語りたいと思います。
え、この導入が既にくどい? …わかります。

劇場版ネタもあるので、まだ観てない方はネタバレ注意ですよー!

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では早速ですが。

『Dream of You』について語らせてくれ。私が危篤なんです。

いや、何この感情の詰め合わせパックみたいな曲は。

エモーショナルの容量が犯罪レベル。(???)

こんな原液みたいなエモを過剰摂取したら漏れなくオタクは致死するんじゃないでしょうか。私はしました。

まずイントロの優しさ漂うフルート(?)的な楽器の音色からしてもう最高。

そこから語り掛けるような華恋ちゃんの歌声と歌詞。それに応えるひかりちゃんの澄んだ歌声。ヤバい。(語彙力の消失)

サビの華恋とひかりのハモリが美しい~~~~~砂漠に雨が降り湖が出来て緑の木々が生えてきそうな美しさ。(??)
というかその前の『何度も天の川渡って』のとこヤバいな…織姫と彦星じゃん。
かれひかってあれだけ巨大感情を抱えながら実は一緒に過ごした時間って多分半年くらいしかないんですよね。再会しては離れ、また再会しては離れ…を繰り返してきた華恋とひかりを『天の川』で表現するなんて…やはり中村彼方先生は天才。いやもはや神。知ってた。

『あの日の私が 夢見てた今日に 今立っているんだ』
約束タワーにも『あの日の自分に教えてあげたい 私が今立っている場所のこと』というフレーズがありますが、約束タワーの"あの日の自分"は舞台に出会った幼い頃のことであり、「二人でスタァライトの舞台に立つ」という夢が叶った時点のことを歌っていますが、今回の"あの日の私が夢見てた今日"は「夢だったスタァライトを演じ切って、それぞれが次の舞台へと向かう今、この時」に変化しているのが分かって泣けます。

『伝えたいね 未来はちょっと 幸せだって』

いやここの!
『未来は「ちょっと」幸せ』っていう、この「とても幸せ」とかじゃなくって「ちょっと」っていうのがいいんですよね!!!!!(クソデカボイス)
華恋とひかりのこれまでの道のりって、決して順風満帆ではなくて辛いことや苦しいこと、不安なことの方がきっと多かったと思います。でもそれらを全部乗り越えて来れたからこその「ちょっと幸せ」っていう言葉のニュアンスがもう絶妙すぎて…彼方先生本当に神です。生まれてきてくださってありがとうございます。

この曲は華恋とひかりのデュエットソングである『Fancy You』アンサーソングとして歌詞を書いたとラジオスタァライト中村彼方先生が仰っていて、その言葉通り所どころに『Fancy You』を彷彿とさせるような歌詞が散りばめられていますよね。サビの歌詞や2番のAメロとか。『誰かへのmessage』はちょっとオンライン舞台#2.5の桃太郎の話が頭に浮かびましたけど。笑

好きな歌詞を挙げるとキリがないんですけどというかもはや全部好きなんですけど、

『遠く 宇宙の果てから見てみて ~』の部分とかめっちゃ好きですね。ちょっとStar Divine』のCメロ?大サビ前の『遠い空で繋ぐ星座』のところを思い出して、「そうか、二人は星(スタァ)になったってことなんだ…」と気付いて私は地球の砂になりました。
『Star Divine』の頃は星座を下から見上げていた二人が、星(スタァ)になって今度は宇宙(そら)から自分達を見つめているんだ…と思った瞬間に感情がナイアガラの滝になりました。
あと同じくラジオスタァライト「今までの曲では『星』って言葉が必ず歌詞に入っていたけど、華恋とひかりはもうスタァライトを演じ切って卒業したから今回は『星』ってワードを一切使ってない」というお話もされてて目からキラめき落ちた。

あと一番キラめきに目を灼かれたのは、

『信じてる だけどできれば 約束をしたいんだ』

これ~~~~!!!!!

今回の劇場版で華恋ちゃんの揺らぎとか人間性とかを掘り下げてからのこれ~~~~~!!!!!!
私はもうここで耐えられなかった。いやここまでにも既に涙腺の蛇口全ひねりなんですけどもね。
この歌詞の前の間奏が壮大な感じから入って急にちょっと不穏なメロディーになるの、二人の不安とか揺れる心の動きとかを表現してるみたいで、もう…すごく、イイ。(IQ1)

自分達のことを「天の川で隔てられた彦星と織姫」に例えたけれど、彦星達とは違って二人の間には「必ず会える」という約束や運命はもうない。また舞台で会えると信じてはいるけど、偶に不安になる日もある。怖くなる日もある。そんな自分を奮い立たせるための「次の約束」が欲しい。って…、
めちゃくちゃ人間じゃん…。
これを愛城華恋に歌わせるの本当にさ……チップはどこの口座に振り込めばいいですか??一生分の給料振り込みたい。

その後の神楽ひかりパートもね、そんな愛城華恋のことを否定しないんですよ。何故なら自分も同じ気持ちなので。ここもね、劇場版を見てからだとめちゃめちゃわ゙がり゙ま゙ず!!てなっちゃうんですよね…何しろひかりは怖くなって逃げ出した前科があるので。不安なのはひかりも同じなんですよね…。

劇場版観てから正直、「これからのかれひかってお互いに対してどういう感情を持つんだろう?」と色々と考えてしまったんですが、離れても運命じゃなくなっても、お互いを大切に想っていることに変わりは無いっていうアンサーが出て、初めて聴いた時はマジで2時間くらい号泣しました。劇場版1回分観れるね!

そしてここまで上行ったり下行ったりと複雑に行き交うハモリパートを歌っていたのに、大サビではずっとユニゾンしてるの、ずるくない????

こんなんまんまかれひかですやん…。ずっとすれ違い続けた二人がやっと対等の立場になって向かい合わせで微笑み合ってる華恋とひかりですやん………その果てに見たの、私の尊死を。

あと私は音楽的なことは一切分からないのですが、大サビのバックで鳴ってるヴァイオリン?弦楽器?の「ティ↑コ↓ ティ↑コ↓ ティ↑コ↓ ティ↑コ↓ ♪」って音が気持ち良い。あれ好きです。(伝われ)

いや『私たちはもう舞台の上』スタァライトのエンディング曲だとするなら、『Dream of You』は華恋とひかりにとってのカーテンコール曲ですね……最後に二人だけ残って客席に向かって手を振るアレ。今までの舞台では二人で手を繋いで一緒に捌けていましたが、もしも今度の#3舞台ではお互いに手を振り合って別々に捌けて行ったら多分品川ステラボールが私のお墓になると思います。お近くの方はアネモネカスタネットでも供えてあげてください。


長くなりましたが、以上オタクの叫びでした。
『私たちはもう舞台の上』も最高ですが、『Dream of You』に全脳細胞を拉致されたため、吐き出さないと舞台の上どころか私はもうベッドの上で一生植物人間になるところだったので、助かりました。これで次の舞台(劇場版感想の続き)に進めそうです。
ご清聴ありがとうございました。

最後に「Dream of You」の意味を調べたら、「あなたのことを(想って)夢に見る」で砂漠に還ったことをここにご報告しておきます。
(「I fancy you」がイギリスの幼い子供が使う「I love you」って意味だったのに、そこからのこれって…大人になっとるやんけ……)

てか3rdライブの『Fancy You』を観返したら、左右のゴンドラから真ん中で引き合って、また別れていく二人が、"の天の川を渡る華恋ひかり"に見えてベシャベシャに泣いた……。